一時期流行した「断捨利」は整頓術としての効果だけでなく、精神論的な効果もあり人気となりました。捨てることによって人生が明るくなった、前向きになれたなどという評判が話題となったものです。

確かに不要なものがなく部屋の中がいつも快適に保たれているというのは決して悪いことではありません。しかしながら注意したいのが、断捨離することに依存してしまう、というケースです。依存しやすい人が陥りやすいケースとして、断捨離することによってすっきりとしたという経験が、物事が上手くいかないときは断捨離すれば上手くいくというような思考に陥りがちだからです。

人間には物を収集することによって得られる快感が存在します。この収集こそがコレクションともいわれるものであり、他人にとってはガラクタのようであっても本人にとっては重要な意味や価値をもっているというものです。この傾向は特に男性によくみられるといえます。しかしながら捨てたがりの妻にとっては、そのコレクションはまさに不要なものであり、処分の対象となってしまうのです。

捨てるということは単純な行為かもしれませんが、をれを行った人に対しては「自分の趣味嗜好を理解してくれない、阻害する人」というマイナスな感情が生まれてきてしまいます。このため度がすぎてしまうと性格の不一致に結びついてしまう可能性が捨てきれません。